「一般社団法人 外食アレルギー対応協会(PAAA)」が2月5日に発足した。多様化する食事制限や食の嗜好に事業者が安心して対応できるように、専門的な知見やノウハウの体系化と共有を図り、すべての人が外食・中食を安全に楽しめる環境の整備を目指す。
同協会は、食事制限対応に積極的に取り組んできた企業や、食物アレルギーの専門家を設立発起人として発足。食物アレルギー対応ポリシーやアレルギー表示の成功事例、誤食事故やヒヤリハット事例を共有する。
さまざまな講師を招き、食品表示関連法の最新情報をキャッチアップできる「合同研修会」や「事例共有部会」、アレルギー当事者とディスカッションをしながら効果的な接客の方法についてシミュレーションする「接客部会」などの活動も展開する。
食事制限対応に関するノウハウを体系化し、外食・中食事業者が顧客に提示できる食物アレルギー対応ポリシーの雛形を年度ごとに策定する。
このほか、同協会が作成した指針やガイドラインに沿って食事制限対応を実施している事業者の認証制度や、食物アレルギー対応に関する資格の検定試験を新たに創設する。
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