唇の加齢印象を指数で把握する方法を確立

化粧品・美容関連
※ナリス化粧品のニュースリリースより

 ナリス化粧品は2月18日、唇について加齢兆候を数値化する新たな手法を確立したと発表した。

 これまでの研究で加齢に伴って下唇のボリューム感が減少することが報告され、下唇の幅・厚みを指標に評価する方法は知られていたが、唇のふくらみそのものを高い精度で評価できる方法はなかった。

 同社では、肌研究で蓄積されたデータを掘り起こし、様々な唇を観察した結果、若齢者と老齢者の下唇が描くカーブに違いがあることを見いだした。これまでの研究は唇の正面や側面からの観察が多かったが、今回の研究は斜めからの観察によるもの。カーブの形状の違いを表す指標を明らかにすれば、下唇の立体的なふくらみを定量化することが可能になると考え、研究を進めたという。

 唇を斜めから撮影した画像から、下唇のカーブを円周の一部に含む円を求め、その半径を唇の厚さで割ったものを新たな指標「ふくらみ指数」とし、この指数は年齢とともに大きくなることがわかった。さらに、20~60代女性の唇の画像で、若々しさについて相対評価を行った結果と比較したところ、「ふくらみ指数」は年齢よりも唇の印象の若々しさに強い相関を示すことが認められたとしている。

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