アサヒグループ食品とメタジェンはこのほど、「乾燥ビール酵母」と「パン酵母由来の酵母細胞壁」に腸内環境の改善作用効果があることを確認したと発表した。
研究は、日本人の健常な成人男女39人を対象に実施。被験者を(1)酵母素材・プロバイオティクス素材を含まない対照食品(プラセボ群)、(2)パン酵母由来酵母細胞壁を含む食品(YCW群)、(3)乾燥ビール酵母とプロバイオティクス素材を含む食品(YC+PRO群)をそれぞれ摂取させる群に分け、ランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験を実施した。
試験食品を4週間継続摂取させた時の腸内環境(便中細菌叢、便中代謝物質)、排便状況に与える効果を評価した。
その結果、摂取前後の変化量を用いた群間比較では、YCW群はプラセボ群と比べてCollinsellaと「Eubacterium ventriosum group」の相対存在比が有意に増加した。また、YC+PRO群はプラセボ群と比べて、プロピオン酸が多い傾向にあることがわかったという。
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