アスタキサンチン製造を商業スケールで実現

健康食品/サプリメント

 アルガルバイオは7月10日、日本生物科学研究所と進めてきた微細藻類ヘマトコッカス由来のアスタキサンチン原料の共同開発プロジェクトが商用化フェーズに到達したと発表した。

 プロジェクトでは、アルガルバイオが開発した独自の微細藻類株と培養技術を活用し、室内培養装置によるヘマトコッカス培養プラントを九州に新設。これにより、日本生物科学研究所による純国産・高品質・高濃度のアスタキサンチン原料製造が、本格的に開始されたという。

 アルガルバイオは、微細藻類のヘマトコッカスから最適株を選抜し、光条件、培地成分、培養環境といった要素を最適化することで、高濃度のアスタキサンチンを実現する培養技術を確立。

 気候や昼夜変化などの外的要因による品質のばらつきを解決するため、日本生物科学研究所は完全屋内閉鎖型パネルの培養設備を九州に新設した。これにより、培養から抽出までの全工程を国内で一貫して行うアスタキサンチン製造が商業スケールで実現したとしている。

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