Mizkanは10月1日、摂南大学、京都府立医科大学と共同で行った臨床試験により、発酵性食物繊維を中心とする食品の摂取が、腸内細菌叢や排便関連QOLに有益な変化をもたらし、睡眠や肌の状態と関連する可能性を確認したと発表した。
20~50歳の健康な成人105人を対象に、無作為化二重盲検プラセボ対照試験を実施。食物繊維の低摂取グループ(1日平均2.2gの追加摂取)と高摂取グループ(発酵性食物繊維を中心に1日平均8.2gを追加摂取)に分けて、4週間にわたって摂取してもらった。
その結果、食物繊維の摂取は一部の腸内細菌の割合を増やし、便通関連の生活の質を改善する傾向が示された。
さらに、増加した有益菌の大腸内に占める割合(占有率)が、睡眠や肌に関するスコアと相関することが確認され、腸・脳・皮膚のネットワークを介した広範な健康価値の可能性が示唆されたとしている。
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