雪印メグミルクは10月6日、雪印ビーンスタークと共同で実施した全国⺟乳調査で、⺟乳中に豊富に含まれる糖たんぱく質糖鎖について出産後の濃度変化を詳細に解析し、出産後の⽇数に伴って⼤半の糖たんぱく質糖鎖は濃度が減少したが、⼀部の糖たんぱく質糖鎖は逆に濃度が上昇するなど、糖たんぱく質糖鎖の種類によって異なる濃度変化パターンがあることを⾒いだしたと発表した。
⺟乳には⾚ちゃんの健康や発育を⽀える様々な成分が含まれているが、その中でも糖たんぱく質糖鎖やヒトミルクオリゴ糖(HMO)は、⾚ちゃんの腸内環境の形成や免疫機能の発達にとって重要な役割を担っている。
HMOの化学構造や⺟乳中の濃度については、これまでに詳細に調べられてきたが、糖たんぱく質糖鎖の濃度が出産後⽇数の経過に伴ってどう変化するのかは、ほとんど明らかにされていなかった。
今回の研究結果を活用して、⾚ちゃんの成⻑に応じて最適な育児⽤ミルクや機能性素材の製品化を推進していく方針としている。
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