加⼯した昆布の摂取が胆汁酸の産⽣促進

食品/飲料

 フジッコは10月22日、20〜63歳の健常者を対象とした臨床試験により、加⼯した昆布を摂取した人で、腸内細菌によって産⽣される胆汁酸が増加することを確認したと発表した。

 加熱処理によって、佃煮や塩昆布に含まれる⾷物繊維と同程度に低分⼦化した昆布粉末を⽤いて、イソアロリトコール酸産⽣者に摂取してもらい、イソアロリトコール酸の産⽣や腸内細菌叢への影響を調べた。

 健常者からイソアロリトコール酸産⽣者を選抜し、加熱昆布粉末を2週間摂取してもらった結果、便中のイソアロリトコール酸の変化量が増加し、イソアロリトコール酸産⽣菌として知られるOdoribacter属細菌の変化量が増加したことがわかった。

 加⼯した昆布の摂取により、アルギン酸分解菌と共にイソアロリトコール酸産⽣菌が増加することで、イソアロリトコール酸の産⽣を促進することが⽰唆されたと報告している。

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