明治は11月4日、神奈川⻭科⼤学副学⻑環境病理学の槻⽊恵⼀教授らのグループと実施した⾼齢者施設の職員を対象とした観察研究により、特定の乳酸菌で発酵したヨーグルトの継続摂取者は⾮摂取者と比べて唾液中の抗菌物質が多いことなどを確認したと発表した。
研究グループは、特定の乳酸菌株で発酵したヨーグルトの継続摂取者は、⾮摂取者と⽐べて唾液中のβ-defensin-2、β-defensin-3の分泌量が多く、⼤腸がんとの関連が知られるF.nucleatum ssp.animalisの⾆苔中の割合が低いことを確認。
また、特定の乳酸菌株で発酵したヨーグルトの継続摂取者は、⾮摂取者と⽐べて1年間の⾵邪症候群への罹患回数が少ないことを確認した。
ベイジアンネットワークを⽤いた解析では、特定の乳酸菌株で発酵したヨーグルトの継続摂取が、唾液中のβ-defensin-2とβ-defensin-3の分泌量の増加、⾵邪症候群への罹患回数の減少に寄与することが⽰唆されたという。

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