⼤塚製薬と国⽴循環器病研究センター、アプリを用いた「減塩」⾏動変容を共同研究

食品/飲料

 ⼤塚製薬はこのほど、国⽴循環器病研究センターと、⼼不全または⾼⾎圧症の外来患者を対象に、⼼臓リハビリテーション参加中の栄養モニタリングアプリ「Vivoo」を活⽤した減塩に対する⾏動変容に関する共同研究を行うと発表した。

 今回の研究では、⼼疾患患者の減塩への意識向上を⽬的に、栄養モニタリングアプリを⽤いた探索的臨床試験として実施する。尿をかけた試験紙を専⽤アプリで読み取ることで、⼈⼯知能と画像処理技術によって栄養状態を測定。その結果に合わせて、管理栄養⼠が監修した⾷や⽣活習慣をアドバイスする。

 ⾃宅で塩分摂取状況を頻回に測定できる環境を整えることで⾏動変容を促し、⽣活習慣の改善を⽬指す。また、従来の治療中⼼のアプローチから踏み出して、患者の⽣活に変化を起こすことについて定量的にとらえることを目的としている。

 ⾼齢化に伴って、世界的に⼼疾患患者数が増加傾向にあり、再発予防の重要性が⾼まっている。⼼不全患者や⾼⾎圧症患者に対しては、減塩を中⼼とした栄養指導が推奨されている。

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