洗濯補助用品を洗濯機に入れるだけで99%以上の除菌効果が得られるなどと、事実と異なる表示を行ったとして、消費者庁は4月27日、(株)宮本製作所(茨城県古河市)に対し、景品表示法に基づく措置命令を出したと発表した。
同社は『洗たくマグちゃん』など3商品について、商品パッケージや販売サイトで、「部屋干しのイヤな臭いをスッキリ解消!」、「洗濯物と一緒に入れるだけで洗濯力アップ!!」、「除菌試験により99%以上の抑制効果が確認されています」などと表示していた。
しかし、同社から提出された表示を裏づけるための資料は、「実際の使用条件と異なる試験結果など」(消費者庁表示対策課)だったという。消費者庁は景表法違反と判断し、同社に対し、表示内容が違法である旨の一般消費者への周知や再発防止策の構築を命じた。
同社は27日、ホームページ上で「今回の措置命令を真摯に受け止め、再発防止に努めてまいります」とのコメントを掲載した。
(木村 祐作)
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