せっけんに皮膚常在菌に対する選択的殺菌作用

化粧品・美容関連

 ⽜乳⽯鹸共進社はこのほど、せっけん成分の殺菌性に着⽬した研究により、特定の脂肪酸ナトリウムやその混合物が、表⽪ブドウ球菌(善⽟菌)と比較して、⻩⾊ブドウ球菌(悪⽟菌)を選択的に殺菌することが示唆されたと発表した。

 実際の洗浄を想定した短時間・高濃度の条件の下、せっけんの主成分「脂肪酸ナトリウム」の殺菌性を調べた結果、カプリン酸ナトリウム、パルミトレイン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウムでは、表皮ブドウ球菌に比べ、黄色ブドウ球菌を優先的に殺菌する傾向が確認された。一方、ラウリン酸ナトリウムでは、表皮ブドウ球菌と黄色ブドウ球菌の両方に対して殺菌性を示した。

 せっけんに含まれる脂肪酸の組成によって、皮膚常在菌に対する殺菌性に違いがあることも示唆された。オレイン酸ナトリウムを多く含む組成では、表皮ブドウ球菌に対する殺菌性は低く、黄色ブドウ球菌を優先的に殺菌する傾向が認められた。一方、ラウリン酸ナトリウムを多く含む組成では、表皮ブドウ球菌と黄色ブドウ球菌の両方に対して殺菌する傾向にあった。

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