東京都の分析結果、サプリメントとティーバッグの2商品から医薬品成分

「食」の安全性
※東京都の報道発表資料より

 東京都は9月28日、都内で販売されていたサプリメントなどの健康食品に含まれる成分を分析し、2商品から医薬品成分を検出したと発表した。

 医薬品分が検出されたのは、サプリメントタイプの「BBX Premium DIETARY SUPPLEMENT PRODUCT」(販売者=Gems Food&Drink社)と、ティーバッグタイプの「魔力繊姿茶(魔力茶)」(同=(有)ヴィ・アイ・エヌ・コーポレーション)。

 「BBX Premium DIETARY SUPPLEMENT PRODUCT」からはクロトリマゾール(1粒あたり2.9mg)が検出された。クロトリマゾールは真菌症治療薬に使用され、嘔気や嘔吐といった副作用がある。

 「魔力繊姿茶(魔力茶)」は茶葉にセンナ葉が含まれていた。センナ葉は便秘薬の成分のセンノシドA、Bを含有。発疹や脱水、血圧低下などの副作用がある。

 都は、「BBX Premium DIETARY SUPPLEMENT PRODUCT」の販売業者に対し、販売中止と製品の自主回収を指示。また、「魔力繊姿茶(魔力茶)」については、輸入販売者を所管する神奈川県川崎市に対応を依頼した。

(木村 祐作)

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