厚生労働省は11月8日、(株)Pharma Hemp Japan(東京都大田区)のCBD(カンナビジオール)関連5商品から、大麻成分のTHC(テトラヒドロカンナビノール)を検出したと発表した。
同省は一般人からの情報提供を基に、同社が販売しているCBD関連21商品に含まれる成分を分析。その結果、「CBD DROPS 15% HEMP SEED OIL」「CBD DROPS 15% OLIVE OIL」「CBD PASTE 20%」「――30%」「――40%」の5品からTHCが検出された。
5商品は大麻取締法の「大麻」に該当する疑いがあることから、同省は商品が手元に残っている購入者と販売業者に対し、地方厚生局麻薬取締部や都道府県薬務課などへ商品を提出するよう呼びかけている。
CBDは大麻草の種子や成熟した茎から抽出され、主に健康食品、化粧品、電子タバコ用のリキッドに使用される。一方、THCは大麻草の葉などに含まれ、THCを用いた商品は違法薬物の扱いとなる。
(木村 祐作)
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