記事の執筆者

「食」の安全性

指定成分による健康被害情報、今年上半期は77件

健康被害が出やすい「指定成分」を含む健康食品について、厚生労働省は7月19日、2022年上半期(1~6月)に寄せられた健康被害情報が77件に上ったと公表した。指定成分等含有食品制度の施行後、健康被害の件数は減少傾向が顕著となっている。  同...
食品/飲料

植物性たんぱく素材市場、21年は452億円

TPCマーケティングリサーチ(株)が実施した調査によると、2021年の植物性たんぱく素材市場は452億3,000万円となり、19年から14.2%増加した。  品質改良といった従来の需要に加え、プラントベースフードの拡大に伴って、代替肉や代替...
「食」の安全性

クオリカプスのカプセル回収問題、厚労省が事態収拾へ

健康食品用カプセルの有力メーカー、クオリカプスによるカプセル製品の自主回収が、健康食品業界に波紋を広げている。食品衛生法に違反することから、内容物を充填する前のカプセルの自主回収が始まったが、内容物を入れた最終製品については販売各社の判断に...
その他

東南アジアの化粧品市場、2021年は9,712億円

TPCマーケティングリサーチ(大阪市西区)が8日発表した調査結果によると、2021年の東南アジア(タイ・インドネシア・マレーシア・ベトナム・シンガポール・ミャンマー)の化粧品市場は、前年比3.7%増の9,712億円となった。  国別に見ると...
「食」の安全性

東京都、輸入サプリから医薬品成分を検出

東京都はこのほど、都内で販売されていた健康食品を検査したところ、1製品から医薬品成分が検出されたと発表した。都は輸入者と販売店舗(新宿区)に対し、販売の中止と自主回収を指示した。  医薬品成分を含有していたのは、牡蠣の抽出物を配合したサプリ...
表示・広告規制

JARO、広告に対する苦情 「健康食品」は6割減

日本広告審査機構(JARO)が6月29日発表した「2021年度の審査概況」によると、広告に関する苦情・紹介などの総受付件数は、前年比8.8%減の1万3,771件だった。  苦情の件数を商品ジャンル別で見ると、「化粧品」は20年度に2.5倍に...
「食」の安全性

ダイエット食品の健康被害、九州にも拡散

発がんの疑いがある医薬品成分が入った健康食品(ダイエット食品)による健康被害が、九州各地にも広がっている。  宮崎県は6月28日、健康食品「Detoxeret Jelly」を摂取した県民から体調不良の相談が寄せられたと発表した。検査した結果...
「食」の機能性

免疫機能を亢進する乳酸菌の特許を取得

(株)ぐるなび(東京都千代田区)は6月28日、東京工業大学との共同研究により、「免疫賦活化作用を有する乳酸菌」(発明の名称)の特許を取得したと発表した。  研究グループは、秋田のいぶりたくあんから得られた乳酸菌株と、同種の基準株を用いて免疫...
表示・広告規制

消費者庁、「エキストラバージンオリーブオイル」の公正競争規約(案)

消費者庁は6月22日、エキストラバージンオリーブオイルの表示に関する公正競争規約(案)などを公表した。7月22日までパブリックコメントを募集する。寄せられた意見を踏まえ、告示や協議会設立の手続きを経て運用を開始する。  公正競争規約(案)に...
寄稿・ブログ

【寄稿/第12回】大量情報時代、乳酸菌生産物質の真実

(株)光英科学研究所 代表取締役会長 村田 公英 氏  先日、乳酸菌生産物質を主原料とした健康食品に対する口コミを見たところ、「この商品の成分は乳酸菌分解成分とのことですが、人それぞれ、体の中でその人に合う形で自然にできるものなのであれば、...