JARO、広告に対する苦情 「健康食品」は6割減

表示・広告規制

 日本広告審査機構(JARO)が6月29日発表した「2021年度の審査概況」によると、広告に関する苦情・紹介などの総受付件数は、前年比8.8%減の1万3,771件だった。

 苦情の件数を商品ジャンル別で見ると、「化粧品」は20年度に2.5倍に急増し、21年度も778件と高水準で推移。「シミが消える表現が誇大」「使用前後の写真が明らかに加工」といった苦情が寄せられた。

 「医薬部外品」も20年度に3倍に急増し、21年度も503件に上った。育毛剤の広告で「短期間で効果があるような表現が誇大」、口腔ケア商品で「口腔内の表現が不快」といった苦情が多数寄せられた。

 一方、「健康食品」の広告に対する苦情は、前年度から6割減の368件となった。その要因に、アフィリエイト広告に対する規制強化などを挙げている。

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