GIの高い食事ほど死亡リスクも高まる

「食」の機能性

 (国研)国立がん研究センターがこのほど公表したコホート研究の結果から、グリセミック指数(GI)の高い食事を取る人で死亡のリスクが高まることがわかった。

 研究グループは全国11カ所に在住の45~74歳の約7万2,000人を対象に約17年間追跡し、食事のGIと死亡リスクの関連性を調査した。追跡期間中に約1万2,000人が死亡した。

 分析の結果、GIが高い食事を取る人ほど死亡リスクが高く、食事のGIが最も高いグループは最も低いグループと比べて、死亡リスクが14%も高くなることがわかった。死因別で見ると、循環器疾患で28%、心疾患で33%、脳血管疾患で32%、呼吸器疾患で45%高かった。一方、がん、消化器疾患との関連性は認められなかった。

 また、男女別に行った分析でも同様の結果となった。

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