エイジング訴求のスキンケア市場 2025年に5,735億円規模を予想

化粧品・美容関連

 富⼠経済が2月3日発表した機能性化粧品の国内市場調査結果によると、エイジング訴求のスキンケア市場は2024年が5,480億円の見込みで、25年には5,735億円市場に拡大すると予想している。

 エイジングを訴求するスキンケア市場については、複数の配合成分の組み合わせや肌への浸透技術といった処方を打ち出すことで、エイジングケア機能の高さを訴求する商品が増加。また、中高年人口の増加に加え、若年層の美容意識の高まりを背景に早期ケアのニーズが高まるとみられている。

 ベースメイク市場は2024年が1913億円の見込みで、25年には2135億円になると予想される。仕上がりを重視する傾向が続き、物価高騰の中でもベースメイクについては価格よりも品質を求める消費者が多いことから、プレステージブランドが伸び、単価アップが進むとみられる。また、スキンケア効果や美容液ファンデーションといった付加価値商品の拡充による幅広い年代の使用や、インバウンド需要の回復も寄与し、市場は拡大すると予想している。

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