森永乳業は9月13日、乳由来トリペプチドの摂取によって、血圧が高めの人の収縮期血圧だけでなく、拡張期血圧も下げることを確認したと発表した。今回の研究は、包括連携協定を締結している長野県松本市で、松本市立病院、松本ヘルス・ラボとの産官連携によって実施した。
血圧が高め健康な成人男女121人を対象に、ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を実施。被験者をランダムに2群に分けて、プラセボまたは乳由来トリペプチドを含む食品のいずれかを摂取してもらい、4週間おきに血圧(収縮期血圧、拡張期血圧)を測定した。
その結果、乳由来トリペプチドを含む食品を摂取した群では、摂取後12週目に収縮期血圧だけでなく、拡張期血圧もプラセボ群と比較して有意に低下した。また、乳由来トリペプチド摂取群では、収縮期血圧・拡張期血圧のいずれも摂取前と比べて、摂取後4週目・8週目・12週目の各時点で有意に低値を示したと報告している。
コメント