健康食品原料を供給するBGG Japanはこのほど、健康食品の原料として使用される「ノコギリヤシエキス」の判別方法を確立し、特許を取得したと発表した。
同社が開発した判別方法は、HPLCによって見だしたノコギリヤシオイル原料特有の微量成分に着目し、本物と偽物を判別するというもの。
ノコギリヤシの果実はフロリダの限られた地域で自生しているが、ハリケーンや豪雨の影響で不作となり、世界的な需要の高まりも加わって、価格高騰に拍車をかけている。
そうした状況下、安価なノコギリヤシオイルを供給しようと、ほかの植物油や動物油を混ぜた偽物が流通し、大きな問題となっている。
偽物のノコギリヤシオイルを判別する方法は、これまでにも報告されてきたが、精度の問題などから普及していなかった。
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