消費者庁の伊藤明子長官は12月15日、「新型コロナウイルスに関する消費者の意識調査結果」を公表するとともに、新型コロナウイルスの感染拡大に便乗して予防効果などをうたう健康食品や除菌商品などについて注意喚起を行った。
消費者意識の実態把握を目的に、消費者庁は11月、消費者1,000人を対象に調査を実施。「ウイルス除去」と聞いて思い浮かぶウイルスの種類を聞いたところ、消費者の約9割が「新型コロナウイルス」と回答した。
また「除菌」と広告した商品の効果については、消費者の約1割が「身の回りからウイルスがいなくなるくらいウイルスの除去効果がある」、約4割が「ある程度ウイルスの除去効果がある」と考えていることがわかった。
調査結果を踏まえて、伊藤長官は「どのウイルスか書かれていないにもかかわらず、新型コロナウイルスに効果があると思っている方がけっこういる」とし、「商品を選ぶ場合にはどのようなものかを確認してほしい」と注意を呼びかけた。
(木村 祐作)
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