【寄稿/第11回】人生100年時代の健康エンジン

寄稿・ブログ

(株)光英科学研究所 代表取締役会長

村田 公英 氏

 現在、健康食品・サプリメント市場で躍進を遂げている機能性表示食品は、乳酸菌関連についてもさまざまな届出が出され、マーケットを賑わせている。

 そして、乳酸菌の機能として「免疫」に関する機能性表示食品の届出が、大手食品メーカーから出された。

 この「免疫」機能に関しては、これまで消費者庁が届出をなかなか公表してこなかった事案だったため、公表されたことに、健康食品業界が騒然となったのは言うまでもない。

 このように現在、乳酸菌を機能性関与成分とする機能性表示食品が続々と上市されている。

 しかし、あくまで機能性関与成分は乳酸菌の菌体ということで、そのメーカーの保有する乳酸菌株の名に留まっている。

 ただ、私の見解としては、その乳酸菌の代謝物が関与していると考えている。

 いずれの商品も機能性関与成分が乳酸菌の菌株名になっているのは、機能性表示食品制度に合わせた結果である。表示上の機能性関与成分は「乳酸菌〇〇株」になっているが、実態はその代謝物である可能性が高いと思われる。

 私たちが生まれた時から、乳酸菌は腸内細菌として腸に棲み着き、代謝物をつくり出して、体の内側から健康を支え続けてくれている。

 乳酸菌を好む・好まざるに関わらず、乳酸菌の代謝物が大切であることに間違いない。

 光英科学研究所は乳酸菌・ビフィズス菌の代謝物に着目し、乳酸菌生産物質について長い年月にわたり研究開発を行って、完成したものを「乳酸菌生産物質」と名付けて世の中に送り出した。そして、世界の人々の健康増進のために貢献し続けていきたいと思っている。

 乳酸菌生産物質が時代の流れに乗って、人生100年時代の「健康エンジン」として人々に認知され、乳酸菌生産物質を愛用される方がますます増加するように、力強く前進していきたいと思う。

 乳酸菌生産物質の愛用者の方々もぜひ、周りの方々への周知にご尽力いただければ幸いである。

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