母乳中のペプチド6000種類以上を特定…雪印メグミルク

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 雪印メグミルクはこのほど、雪印ビーンスタークとの共同研究と、十文字学園女子大学の小長井ちづる准教授との委託共同研究で得られた2件の研究成果を発表した。

 雪印ビーンスタークとの共同研究では、1000人以上を対象とした母乳調査を実施。200人の日本人の母乳に含まれているペプチドを網羅的に解析し、6000種類以上のペプチドを特定した。また、乳児の発育や健康に寄与する可能性のある既知のペプチド11種類を見いだした。

 今回の研究で明らかにした6000種類以上のペプチドは、今後、母子の情報と合わせて解析することで、新たな生理機能を持つペプチドの発見へつながる可能性があるという。

 十文字学園女子大学の小長井准教授との委託共同研究では、プレーンヨーグルトの香りに認知機能を活性化する効果があることを確認した。

 さらに、香気成分を詳しく研究した結果、「ジアセチル」に認知機能を活性化する効果があり、被験者の主観的な評価によって、思考力を高める効果があることが示唆されたとしている。

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