東京理科大、抗炎症・抗肥満作用を持つメントール誘導体を開発

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 東京理科大学先進工学部生命システム工学科の有村源一郎教授らの研究グループは5月15日、抗炎症・抗肥満作用を持つメントール誘導体を開発したと発表した。

 ミントの香気成分の東京理科大学先進工学部生命システム工学科は、抗炎症薬として古くから用いられてきた。今回、メントールにアミノ酸を結合させることで、メントールよりも強い抗炎症作用のある誘導体化合物を開発した。この化合物は、抗肥満作用も兼ね備えているという。

 開発したメントール誘導体化合物は、冷温感受性に関わるTRPチャネルを介して抗炎症作用を発揮するメントールとは異なり、脂質代謝制御因子LXRを介して抗炎症作用を示すと説明している。

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