モリンガ種子に老化した肌のシワ改善作用

「食」の機能性

 (株)ナリス化粧品は12月5日~7日に埼玉県大宮市で開催された「第1回日本化粧品技術者会(SCCJ)学術大会」で、表皮細胞の収縮制御に関する研究により、ワサビ科植物のモリンガ(別名:ワサビノキ)の種子に、老化した肌のシワを改善する作用があることを確認したと発表した。

 異なる年齢の表皮細胞について、表皮細胞の収縮を確認した結果、若齢細胞は収縮力が高く、老齢細胞は収縮力が低いことを確認。また、表皮細胞の収縮力が真皮細胞外基質分解酵素として知られるマトリックスメタプロテアーゼ9(MMP-9)によって制御されていることも確認できたという。

 MMP-9が表皮細胞の収縮に関与していることは、これまで明らかにされていなかった。さらに、若齢よりも老齢の表皮細胞で少ないこと、表皮組織のなかでもMMP-9の量は若齢よりも老齢の皮膚で少ないことを確認したと報告している。

 次に、MMP-9の産生促進による抗老化のなかでも、特にシワ改善作用を発揮する可能性を検証するため、モリンガの種子抽出物を配合した製剤をヒトの肌の目尻の部位に塗布したところ、プラセボ製剤に比べて有意なシワ改善作用を見いだした。

 今後は、表皮細胞の収縮がシワなどの肌状態の改善につながるメカニズムについて、検証する方針としている。

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