日清製粉グループはこのほど、医薬基盤・健康・栄養研究所との共同研究で、高食物繊維小麦粉に含まれる「発酵性食物繊維」を利用する腸内細菌を特定し、短鎖脂肪酸の「酪酸」が産生されるメカニズムの一部を突き止めたと発表した。
高食物繊維小麦粉を使用したパンを摂取した人の便を分析したところ、摂取前の腸内細菌Agathobacter rectalisの占有率が高い人ほど、摂取後の便中酪酸濃度も高いという相関関係が認められた。
パンを摂取する前のAgathobacter rectalisの占有率が1%以上の人を対象に解析した結果、一般的な小麦粉を使用したパンを摂取した群と比べ、高食物繊維小麦粉のパンを摂取した群では便中酪酸濃度が有意に高かった。
今回の結果から、高食物繊維小麦粉のパンに含まれる多様な発酵性食物繊維の摂取による酪酸産生は、Agathobacter rectalisが重要な役割を担うことが示唆されたとしている。

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